建設業向け工事原価管理システム

 複数の現場を抱える中小の建設業にとって、現場ごとの工事原価管理は大きな課題となっています。
 工事に追加予算がつく、下請け業者からの請求書が希望通りの納期/仕様で来ないなどの原因により、月次の工事原価の認識に大きな遅れが出ることになります。

 当システムでは工事ごとの予算/原価進捗について共通の方式でデータ化を行い、現場に追加を含む予算と当月の見込みを入力させます。
 これにより下請け業者からの請求の齟齬を可能な限りなくすことで、経理部門の対応コストを低減するとともに、経営者の判断をより正確に迅速にすることができ、生産性を向上する手助けをすることができます。

 当パックではまず、事前コンサルティングにより、会社全体の経営戦略や原価管理を行う目的を明確にし、それに基づいて構成や運用方法を検討していきます。
 工事原価管理システムは生産性の向上に大きく資するシステムではありますが、事前コンサルティングを行うことで、より生産性の向上効果を得ることができるようになります。

建設業向け工事原価管理システムパック

 建設業向け工事原価管理システムにIT導入事前コンサルティングがついたパックです。

【建設業向け工事原価管理システムとは】  建設業向け工事原価管理システムは、中小規模の建設業向けに工事ごとの原価管理を容易にするシステムです。

 工事ごとの原価管理は現場責任者による見積予算の作成から始まります。
 現場責任者はこの予算をベースにして、残予算を確認しながら毎月かかった原価を入力していきます。

 見積予算と毎月の原価進捗を入力することにより全工事共通のフォーマットで確認をすることができ、かけ離れた異常値があった場合はアラートによって修正を促すこともできます。

 経理が請求書の受入をする際には現場責任者による請求書着予定リストとの突き合わせができるため、スムーズに入力を進めることができるとともに、請求書入力前でもデータを確認できることから、 経営者による原価の状況管理を迅速かつ容易にすることができ経営判断に役立てることができます。

 このことにより原価がかかりすぎていたり、少ないことを早期に発見することができるため、経営判断の上で迅速に適切な手を打つことができるようになります。

 また、システムを稼働させることで状況を常に数字で確認することができるようになるため、現場の管理レベルを向上させることができ、現場責任者のスキル向上に役立てることができます。

 システムの機能は以下の通りです。

・工事情報入力
 工事番号を取得して、場所や受注価格など基本情報を入力します。
 見積予算入力以下のベースとなるデータとなります。

・見積予算入力
 現場担当者が工事の見積全体予算を入力します。
 予算追加があった場合は追加で入力することも可能です。

・小口費用入力
 現場担当者が小口の支出を登録します。

・月次請求見込入力
 現場担当者がパートナーからの当月請求書到達見込みを入力します。
 この見込みと突き合わせをすることで、経理の請求書入力がスムーズになります。

・請求書入力
 経理が下請け業者からの請求書を入力します。

・工事原価進捗確認
 原価進捗を確認する機能です。
 月中でも確認することはできますが、経理にて請求書入力が完了すると確報ステータスに変化します。
 かけ離れた数字になっている場合はアラートを発生させることができます。

・小口費用一覧
 工事単位の一覧のほか、小口費用のカテゴリごとに一覧を確認することができるため、他工事との比較をする中で費用の最適化をすることができます。

・請求書一覧
 同じ下請け業者からの請求書や同じ工事の請求書など自由な検索条件にて一覧を確認することができます。

【オプション機能】
・現場責任者用モバイル入力
 現場責任者が入力する予算、費用、請求予定についてモバイル入力ができる機能を追加することで、会社の事務所に戻らなくても入力ができるようになります。

・下請け業者入力
 下請け業者から請求予定情報を入力できるようにします。
 正確な情報を早期に取得できるため正確で迅速な工事原価の把握につながります。

・発注管理機能
 予算をもとに発注情報を入力することで、より正確な請求予定管理ができるようになります。
 請求書を登録する際にも発注情報をコピーすることができるため、より迅速な入力が可能となります。

・日報入力機能
 現場責任者が工事別で人工や小口費用等の日報をつけることで、より迅速な原価管理が可能となります。

・価格
500,000円~3,000,000円

※価格については上記範囲内でお見積りいたします。
※なお、オプション機能の有無によって見積額は変わります。
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